こんにちは、ティナです。
13年ぶりに、人生2度目のどろんこレース(Mud Run マッドラン)に参加してきました。50代半ばにさしかかろうとしているこの歳で泥の中を走るなんて(笑)と自分でも思いましたが、これがもうめちゃくちゃ楽しかったんです。
走るといっても、タイムを競うようなガチのレースではありません。走ってもいいし歩いてもいい、障害物が無理そうならスキップしてもいいし、友達と写真を撮りながらのんびり進んでもいい。大事なのは誰より速くゴールすることじゃなくて、どれだけ楽しめるか。そんなお祭りみたいなイベントでした。
久しぶりに参加してみて、50代になった今だからこそ、こういう「ちょっと無茶に見える遊び」に挑戦するのも悪くないなと思ったり。
今回は、アメリカで人気のどろんこ障害物レース Muddy Princess に参加した様子と、これから参加する人向けに知っておくと便利な服装や持ち物をまとめます。後半では、アメリカならではのちょっと変わったFun Runもいくつか紹介します。

どろんこ障害物レース Muddy Princess
今回参加したのは、女性向け5K障害物レース Muddy Princess(マディプリンセス)。全米各地で開催されていて、走っても歩いてもOKのFun Runです。
コースには、泥の中を這ったり、壁を越えたり、ネットを登ったりする障害物が18〜20種類ほどあります。とはいえガチのレースとはかなり雰囲気が違って、公式サイトにも「走っても、ジョギングでも、歩いてもOK」とはっきり書いてあるくらい、年齢やフィットネスレベルを問わず楽しめるイベント。7歳以上の女子ならどなたでも参加できるそうですが、親子向けというより大人の女性がたくさん参加していて、競争というよりはみんなで泥だらけになって遊ぶ、大人の運動会という感じでした。

54歳、13年ぶりのどろんこレース
実はどろんこレースに出るのは今回が初めてではありません。前回参加したのは約13年前、まだミネソタ州に住んでいた頃で、エントリーしたのは「Rugged Maniac」という障害物レース。現地のママ友に誘われて「面白そう!」と二つ返事で参加を決めたのを覚えています。日本ではテレビの中でしか見たことがなかったレースだったので(笑)。

あれから13年。当然、体力も体型も(笑)あの頃と同じではなく、今回も自分の写真を見て「ずいぶん変わったなあ」と思ったり。それでも、せっかく誘ってもらったんだからやってみよう、と参加を決めました。
「ちゃんと最後まで行けるかな」「怪我せずにゴールできるかな」なんて不安もあったけれど、実際に会場に行ってみたら、そんな心配はかなり早い段階で吹き飛びました。
若い人ばかりじゃないんです。私より年上に見える女性もたくさん参加していて、みんな本当に楽しそう。速く走る人もいれば、ずっと歩いている人もいるし、障害物が難しければ無理に挑戦しなくても大丈夫。知らない人同士でも「Come on!」「You got this!」なんて声を掛け合っていて、その雰囲気が最高で、おーこれこれ、懐かしい!と嬉しくなっちゃいました。
50代、「できるかな」より「やってみたい」でいいよね
50代になってから「昔より体力が落ちたな」「もう若くないな」と思うことは増えました。でも、レースに参加していた年上の女性たちを見ていると、みんなキラキラしていて自信に満ち溢れていて。若さって見た目だけのものじゃないんだな、と改めて感じたのでした。
面白そうなものを見つけたときに、年齢を言い訳にしない。「この歳だから」じゃなくて、ワクワクを感じたらとりあえずやってみる。それでいいよね。泥の中を這いながら、そんなことを考えていました。
54歳、まだまだ遊べます。むしろこれから、こういうことをもっとやっていきたい。
50代からの、ゆるっと体力づくり
どろんこレースは、ずっと走り続ける必要はありません。障害物の順番待ちや移動も含めると1〜2時間くらい体を動かし続けることになるので、特別なトレーニングというより、日頃から「動ける体」をつくっておくことのほうが大事だと思います。あと、意外と大事なのはイメトレ。普段やらないような、「よじのぼる」「泥に足を取られる」みたいな動きって当日できるかどうかは別として想像しておくと気持ち的に慌てないと思うのです。
日頃は車社会なので昔に比べると随分、体を動かす機会が減りましたが、普段なるべく気を付けていることを書いておきます。
・できるだけ歩く
・階段や坂道はさぼらない
・軽いスクワットなどで脚力を落とさない
・肉、魚、卵、大豆製品など、たんぱく質を意識してとる
・しっかり寝る
今回のレースでも、速く走る体力より、歩いたり休んだりしながら最後まで動き続けられる体力のほうが役に立った気がします。疲れたら歩けばいいし、難しい障害物は飛ばせばいい。それくらいの気持ちで十分!
Mud Runは「楽しんだもの勝ち」
Muddy Princess公式サイトを見ると、「女性のための屋外5km障害物どろんこレース。速さや順位を競うのではなく、走ったり歩いたり這ったり登ったり滑ったりしながら、たくさん笑ってゴールを目指すイベント」というようなことが書いてあります。つまりタイムを競うレースじゃないし、運動が得意じゃなくても大丈夫。
だから、こんな人にも向いていると思います。
・普段それほど走っていない
・5kmをずっと走り続ける自信はない
・友達と一緒に何か面白いことをやってみたい
・普通のマラソン大会はちょっとハードルが高い
・アメリカらしい体験をしてみたい
まさに私です(笑)
友達とお揃いの服を着て参加しているグループもたくさんいて、私も今回は友人たちとグループで参加しました。前回のRugged Maniacでもお揃いのコスチュームで参加する楽しさは経験済みだったので、今回もここはかなり楽しみにしていました。

転んで、笑って、助け合って、写真を撮って。それが一番。
最初こそ映える写真を撮ってスタートしましたが、レースが始まればかわいい衣装もどんどん泥だらけ(笑)。いいんです、いいんです。どろんこレースは楽しんだもの勝ち!一緒に参加したチームメンバーは私より10歳も20歳も若かったけれど、これだけ一緒に楽しめたからもう最高でした。

レースの様子はリールにしたのでこちらもどうぞ
どろんこレースに出る前に知っておきたいこと
こんな楽しいイベント、人生で何度もあるものじゃないですよね。でも興味があるなら、ぜひ一度出てみてほしい!人生観も変わりますよ!
ここからは、実際に出てみたからこそわかった「事前に知っておいたほうがいいこと」をまとめてみます。
① 本当に全身泥だらけになる
「Mud(泥)Run」という名前の通り、本当に泥だらけになります。服にちょっと泥がつく程度ではなく、靴も靴下も服も髪の毛も、全部です(笑)。なので、汚れてもいい服で参加するのは大前提。お気に入りの白Tシャツや絶対汚したくないランニングシューズはやめておいたほうがいいし、高価なアクセサリーももちろんNGです。

その一方で、Mud Runにはかわいいコスチュームで参加している人もたくさんいます。なぜかピンクのチュチュが王道コーデで、私も13年前の初参加のときはみんなでお揃いのピンクチュチュを着ました。今回は友人たちとネオンカラーのチュチュでお揃い。レース前から「これ着るだけで楽しいね!」と盛り上がりました。

仲間みんなで同じウェアを着ると、それだけで気分が上がります。Amazonで「adult costume tutu」と検索するとたくさん出てくるので、探してみるのもおすすめ。Tシャツやタンクトップでシンプルにお揃いにしている人たちも多かった印象です。チームロゴなんて入れたら、さらに気合いが入りそう。

② 靴は脱げにくいものを
泥の中は想像以上に足を取られます。ゆるいスニーカーだと泥に靴だけ置いていかれそうになることもあって、実際にスニーカーを泥の中に落として、ゴールまで靴なしで歩いていた参加者もいました(汗)。
おすすめは、履き慣れていて、紐をしっかり締められて、汚れても惜しくない靴。この日のために新しい靴を買う必要はなくて、むしろ「そろそろ処分しようかな」と思っている運動靴くらいがちょうどいいです。
③ レース後の着替えは「着脱しやすさ」重視
これは地味に大事です。レース後は全身泥だらけなのに、きちんとした更衣室があるとは限りません。
おすすめなのは、
・上からすっぽりかぶれるワンピース
・楽に着けられる下着
・履きやすいビーチサンダル
レース後に泥を落とせるRinse off stationは用意されていますが、簡易シャワーが並んでいるようなもの。ホテルのシャワーみたいに完全にきれいになるわけではないので、ある程度流したら「帰宅してからしっかりシャワー」くらいに考えておくのがよさそうです。
④ 当日持っていってよかったもの・必要なもの
レース用
・汚れてもいいTシャツやタンクトップ(コスチューム)
・レギンスやショートパンツ
・汚れてもいい紐付きランニングシューズ
・フィットする靴下
・髪をまとめるゴム
・日焼け止め
・防水スマホケース
白は泥汚れがかなり目立つので、気になる人は黒など濃い色がおすすめ。私たちはレース前に着替えなくていいように、家からコスチュームを着て行きました。下着も処分してよいもの、もしくは水着やヨガウェアなどがおススメです。
レース後
・着替え一式
・下着
・替えの靴下
・サンダル
・大きめのタオル
・濡れた服を入れる大きなゴミ袋
・車のシートに敷くタオルやシート
・ウェットティッシュ
その他
・スマホ
・ID(受付で提示必要です)
・クレジットカード
・水
・シリアルバーやバナナなど軽く食べられるもの
中でも持っていって大正解だったのが大きなゴミ袋。泥だらけの服や靴をそのままポイッと入れられるし、車を汚さずに済むのでかなり便利でした。
⑤ スマホはどうする?
写真を撮りたい人にとって、一番悩むのがスマホです。こういうイベントは写真を撮りたくなる場面がとにかく多いのに、当然泥と水だらけ。私は海やプールで使うような防水スマホポーチを斜め掛けして参加しました。泥水の中でも水が入ることはなく、ケースの上から操作もできたので、泥だらけでも写真や動画を撮れて助かりました。
私が使ったのはこちら。
→ waterproof phone pouch 2個セット

もちろんスマホを持ち込まない選択肢もあり。Muddy PrincessはDigital Photosが参加費に含まれているので、公式カメラマンの写真を楽しみに待つのもいいと思います。当日はドローンも飛んで迫力ある写真も撮ってくれてました。
アメリカには面白いFun Runがいっぱい
今回改めて思ったのが、アメリカ人ってこういうイベントを本気で楽しむのが上手だなということ。ただ走るだけじゃなく「どうせなら面白くしよう」というイベントが本当に多いんです。
MUD GIRL RUN
今回参加したMuddy Princessとよく似た女性向けMud Runに、MUD GIRL RUN 公式サイトはこちらがあります。
こちらも約5kmのコースに多くの障害物があって、歩いてもジョギングでも自分のペースでOK、障害物も全部クリアする必要はなくスキップできます。次はこっちも出てみたいので、全米各地のスケジュールを要チェックです。
Rugged Maniac(シリーズ終了)
そして、私が13年前に参加したのがRugged Maniac。男女一緒に参加できる、かなり本格的などろんこ障害物レースでした。残念ながら今はシリーズ終了してしまったので、参加できたのは今思えば貴重な思い出です。


大会の規模や障害物の種類がイベントによってかなり違うのも面白いところ。それにしても、なぜどろんこレースってみんなチュチュを着たがるんでしょうね(笑)
1ダースのドーナツを食べて走る!Krispy Kreme Challenge
North Carolinaには、もっと強烈なレースもあります。
その名もKrispy Kreme Challenge 公式サイトはこちら。
この有名なドーナツ屋さん、実はノースカロライナに本社があるんです。スタート地点から2.5マイル走ってKrispy Kremeへ行き、そこでOriginal Glazed Doughnutsを12個食べて、また2.5マイル走って戻る。合計5マイルを、これ全部含めて1時間以内に完走するというチャレンジで、Children’s Hospitalを支援するチャリティーイベントでもあります。
いやいや、泥よりこっちのほうがキツそう(笑)でも一度くらい見に行ってみたいものです。
走った後にビール!Brewery Running Series
もうひとつアメリカらしいのが、Brewery Running Series 公式サイトはこちら。名前の通り、ブルワリーを舞台にしたFun Runです。
多くのイベントが5K前後で、ゴールすると地元のクラフトビールなどのドリンクがもらえます。公式のキャッチコピーがWe Run For Beer.って、なんとも分かりやすい(笑)
本気で記録を狙うランニングもいいけれど、走った後の一杯を楽しみに走る。そんなイベントも、アメリカらしくて好きです。
50代、まだまだ初めてのことをやってみたい
13年前にどろんこレースへ出たときは、54歳になった自分がまた泥の中を走っているなんて想像していませんでした。あの頃より体は重くなったし(笑)、体力も運動量も落ちています。
それでも今回一番感じたのは、できるかどうかより、やってみたいと思うかどうか。若い頃と同じようにできなくてもいい。歩いても、障害物を飛ばしても、誰かに助けてもらってもいい。ゴールしたときに「あー、楽しかった!」と思えたら、それで大成功じゃないかしら。
レース会場で、私より年上の女性たちが笑いながら泥の中を進んでいく姿を見て、「私もまだまだ、こういう大人でいたいな」と思ったのでした。
というわけで、54歳、13年ぶりのどろんこレース、無事完走!
そしてたぶん……来年も出ます(笑)


