野菜でお絵描き|フラワーフォカッチャを作ろう

つくる時間

こんにちは、Tinaです。
日本では長くクラフトのワークショップに携わってきました。
今はアメリカで暮らしながら、ものづくりや日々の暮らしのことを発信しています。

今日は、そんな私が最近とても楽しかった「食べられるアート」のお話を。

フォカッチャ、というパンをご存じですか?

イタリア発祥の平たいパンで、外はカリッと、中はふんわり。
オリーブオイルの風味とほんのり塩味が特徴のシンプルな食事パンです。

フォカッチャ画像

実はこのフォカッチャ、いろんなトッピングを楽しむことができるので
並べ方次第でパンがキャンバスのようになります。

野菜を花に見立てて並べる「フラワーフォカッチャ」は、
まるでお絵描きをするように楽しめるパン。
海外でもフラワーフォカッチャ、フォカッチャアートとして楽しまれています。

今日は、親子で楽しめる
フラワーフォカッチャの作り方と楽しみ方をご紹介します。

こねずに作れるからチャレンジしやすい!

パンを作るとき、こねずに作れるのがフォカッチャの特徴。
ヘラなどで混ぜて多少粉が残っていても、いくつかのコツさえおさえたら失敗しにくいパンです。

一般的なフォカッチャは表面に穴をあけてオリーブを並べたり、ローズマリーを散らしているものをよく見かけるのですが、パンに相性のよいものであればトッピングは自由にアレンジ可能なんです。

上に乗せるものは、トマト、ブロッコリー、アスパラガス、パプリカ、玉ねぎなどなど、いつも食卓に並ぶもので楽しむことができます。それなら、お絵描き気分で並べてみよう!そんな発想から生まれたのでしょうね、私も見つけたときはワクワクしました。

生地の上に野菜を並べる時間は、
食べられるキャンバスに絵を描くような感覚です。

そして一番のポイントは、
まずは大人が本気で楽しむこと。

上手に作ろうとしなくていい。
整えすぎなくていい。

大人が楽しんでいる空気は、
ちゃんと子どもに伝わりますよ。


なぜフラワーフォカッチャは親子時間にぴったりなの?

正解がないから、安心して挑戦できる

例えばトマト。
大きなトマトを断面が見えるようにスライスすると大きな花に見えたり、
小さなプチトマトは半分にカットして並べるとちょうちょの羽にも見えてきませんか?

例えばパプリカ。
カットする方向によって、花びらに見えたり
スティック状にカットしたら字も書けます。

野菜を何かに見立てる作業は、正解を求めるのではなく、想像する力を育てます。
そこに正解はないので
ぜひ子どもたちと一緒に楽しんでほしい作業です。

そして焼きあがったら全部おいしい作品に!作る工程も食べる工程も親子で楽しめます。

大人が夢中になる姿は、最高のお手本

ものづくりの現場でも感じますが、
大人が楽しんでいる空気があると、
子どもの創造性はぐっと広がります。

「ちゃんとやらせなきゃ」ではなく、
「一緒に遊ぼう」に変わるだけで、キッチンは小さなアトリエになります。


フォカッチャの基本レシピ

今回はアメリカでよく使う粉で作るレシピをご紹介しています。
Bread flour だけでもいいけれど、Cake flourを入れると軽さが出ます。

材料(18〜20cm角型)

生地】

  • Bread flour … 200g
  • Cake flour … 100g 
    (強力粉300gでもOKです)
  • ぬるま湯(38℃くらい)… 約230ml
  • ドライイースト … 5g
  • 砂糖 … 小さじ1
  • 塩 … 小さじ1
  • オリーブオイル … 大さじ2

トッピング例

  • 赤・オレンジパプリカ(花びら)
  • 紫玉ねぎ(花)
  • ミニトマト(つぼみ)
  • アスパラガスやルッコラ、ブロッコリー(茎や葉)
  • 小さなモッツァレラチーズ
  • マッシュルーム
  • 粗塩・オリーブオイル
お絵描き用野菜いろいろ

作り方

① ぬるま湯に砂糖とイーストを入れ、5分置く(ぶくぶく泡がたちます)
② 粉と塩を混ぜ、イースト液とオイルを加えて混ぜる
③ 3〜5分ゴムヘラで軽くこねる(こねすぎなくてOK)
④ ラップか濡れ布巾をかけて約1時間発酵(2倍になるまで)
⑤ 油を薄く塗った型に広げて20分休ませる
⑥ 指で穴をあけ、オリーブオイルを回しかける

生地を発酵する間に上記の野菜をカットしておくといいですね。

フォカッチャの作り方
型には薄く油を塗っておいてください

さあ、ここからが、一番楽しい時間です。


野菜でお絵描きタイム

生地の上に好きな野菜を並べていきます。

・パプリカを丸く並べて花に
・紫玉ねぎを半分にして大きな花に
・ミニトマトを中心に
・ルッコラで茎を描く などなど

こういう見立ての力は子どものほうがずっと豊かなのかもしれません。
大人はつい整えたくなるけど、あえて正解を用意するのではなく、そっと見守ってあげましょう。

大人と違う発想でキャンバスを彩る工程はきっと楽しいはず。

野菜は上に並べる、というより軽く押し込んでくださいね。
焼きあがった時に野菜が外れにくくなり、カットもしやすいです。

⑦ 200℃(390°F)で25分焼く

今回は焼き上がると葉っぱの部分が焦げて小さくなってしまいました(笑)
ルッコラなどの生で食べられる葉っぱは焼きあがってから飾ってもよさそうですね。
モツァレラチーズは焼くと溶けて生地になじむのでもっと並べようと思います。

仕上げにお好みでオリーブオイルと粗塩を軽く振って完成です。

好きなサイズに切り分けて召し上がれ!


つくる工程を楽しもう!

何回か作っているのですが、そのたびに新しい発見ができるのがこのフォカッチャ作りのいいところ。次はマッシュルームを入れよう、海老も入れようかな、なんて考えながら毎回おいしくいただいています。

親子で作るなら、笑いながら、
「ここに花を咲かせようか」と話す時間そのものが宝物。

まずはママが夢中になってみる。
子どもは、その背中をちゃんと見ていますよ。

もちろん、大人のひとり時間にゆっくり作ってもきっと楽しいはず。
次の休日、ちょっとフォカッチャ作ってみませんか?
春の訪れを感じるイースターの時期のパーティーメニューにもよさそうです。

みなさんのキッチンが、小さなアトリエになりますように。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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