私はフリースに限らず、着なくなったTシャツや小さな布のかけらなど
私は「捨てる前にもう一度生かす」ことを考えるのがとても好きです。
使い切ること、そしてもう一度形にすること
その小さな積み重ねが、日々のものづくりにも自然と生かされている気がします。
ものを生かすというのは、決してむずかしいことではありません。
身近な素材を工夫して使うことが、サステナブルについて考えるきっかけにもなります。
いつからか私はそんな想いを込めて「つくること」の発信をするようになりました。
今回は、これからの季節にぴったりの「フリースのハギレで作るチェアパッド」を紹介します。
寒い日に座るとふんわり温かく、見た目にもほっこりするアイテムです。
材料紹介
- フリースのハギレ
- はさみ
- 鉗子（かんし） →手芸店やAmazonに売ってます ピンセットでもOK
- 滑り止めマット →100均 キャン★ドゥ のものがマス目が大きくておススメ
鉗子は先がピンセットのようになっているハサミのような道具なのですが
ない場合は長めのピンセットもよさそうです
※滑り止めマットですが、これくらいマス目の大きなものを探していたらなんとキャン★ドゥにありました。アメリカでも似たようなマットを探し中です。
どんなハギレが適してる？
今回は軽くてあたたかなフリースを使いましたが、
フランネル生地（起毛）やTシャツ生地などもおススメです。
ポイントは切りっぱなしでもほつれてこない素材であるということ
手芸店で新しく生地を買ってくるのもいいですし、この際せっかくなので子どものサイズアウトしたパジャマとか着なくなったネルシャツとかフリースジャケットとか、、、
そういえば、家に眠ってませんか？
せっかくなので捨てる前にもう一工夫しちゃいましょう！
そして色合わせを考えるのも楽しみのひとつ。
同系色でまとめると落ち着いた印象に、反対色を組み合わせると元気でポップな雰囲気に。
グラデーションに並べるのもおすすめです。
素材を変えれば、一年を通して楽しめます。
早速作ってみよう
１．滑り止めマットを好きな大きさにカット
今回は直径35㎝の円形にしました
２．生地をカットする
今回は長さ8cm 幅1~1.5cm にカットしましたが
もう少し長くてももふもふ感がでるので10cmくらいあってもいいかもしれません。
そして、ハギレなので少しくらいいびつな形になっても大丈夫！太っちょのハギレもぜひ使ってあげてください。
35cmの円形の滑り止めに対してフリース約180g分くらいカットしました
※布地の向きによって伸びる方向、伸びない方向があります。
気になる方は同じ方向にカットしたほうがいいですね。
私は意外と気にならないので多少伸びるものも使っちゃいました。
3. ハギレを等間隔に穴に通していく
等間隔に穴に入れて一つずつ結んでいきました
（ハギレを穴に入れるときに鉗子もしくは長いピンセットがあると作業がはかどります）
真結びでなく、１回結ぶだけでもほどけることはなさそうです。
今回は３色だけ使ったのでひたすら順番に穴に差し込んで結ぶ、を繰り返しました。
穴に通して１回結ぶ の繰り返し
作り方はシンプルですが、コツコツ作業が必要なので、テレビを見ながら音楽を聴きながら何日かかけて作りました。
簡単なリールも作ってみたのでこちらも参考にしてくださいね
完成！
完成したチェアパッドは、座るとふんわりやさしい感触。
ダイニングチェアや子ども部屋の椅子に置くだけで、空間がぐっとあたたかくなります。
左は８㎝、右は少し長め（10cm）のハギレを使っています。
毛足の長さも少し違うの分かるかな？
ランダムな色合いもかわいいですよね！
季節が変わったら素材を変えてみるのもおすすめ。
春夏はTシャツ生地にダンガリーシャツのハギレとかチュールとかも混ぜたら絶対可愛いんだろうな、とか妄想が膨らんで楽しくなります
Pinterestなどでもたくさんのアイデアが見つかるので、色や形を変えて作ってみるのも楽しそう！
【お手入れ方法】
今回使った滑り止めは洗濯機不可のものでした。
汚れたらフリースの表面をささっと水拭きしてくださいね。
小さな布から生まれるやさしさ
「捨てるものを生かす」と言葉にするとすごく大したことをしているかのようだけど
私の場合、さあ、何にうまれかわってもらおか？というワクワクのほうが大きいだけなんですけどね。
捨てる前にもう一度、手をかけてみる。
その小さな行動が、日々の暮らしを楽しくするスパイスなのかもしれません。
今回使用したのはモフリーのはしっこという愛称でSTORESにて販売しているものを使いました。
（日本国内のみの販売）モフリーを裁断した時に出るふわふわのフリースのハギレです。
