こんにちは
アメリカ南東部に住むクラフトの先生 Tinaです。
私が住んでいるエリアでは、ハロウィンが終わるころになると、街のあちこちで鮮やかなマリーゴールドを見かけます。花屋さんの店先や庭先に並ぶオレンジと黄色の花々は、どこか温かく、秋の終わりを彩ってくれる存在です。
この地域はラテン系の方も多く、11月1日の「死者の日(Day of the Dead)」にはマリーゴールドが欠かせないそう。(映画のRemember Me を思い出しますね)
そんな文化と季節が重なるこの時期、この花を見て「何を染めようかな」とワクワクしてしまいました。これまでTシャツやコットン布を染めてきましたが、今回はちょっと新しい試み。
マリーゴールドで草木染(エコプリント)の紹介です。
マリーゴールドの色を生かす草木染とは
草木染は、植物がもつ自然の色素を布にうつす染め方です。 マリーゴールドには黄色やオレンジの色素が多く含まれ、明るくやわらかい色に染め上がります。 同じ花でも育った場所や乾燥具合によって発色が変わるのもおもしろいところ。
草木染の魅力は、思いどおりにならない偶然の美しさ。 自然と一緒に「どんな色になるかな?」と待つ時間も、楽しみのひとつです。本当はコスモスも染まりやすいそうなのですが今回は手に入れることができず、マリーゴールドのみで挑戦です

今回使った材料と準備
染める前に(前媒染)
靴下はあらかじめ中性洗剤で洗っておき、余分な油分や汚れを落とします。
ミョウバン水(40-50℃くらいのお湯1Lに対しミョウバン15gを溶かしたもの)に30分ほど浸しておくと、発色がよくなります。軽く絞り、濡れたままでOK。

今回は靴下ですが、Tシャツや布地を染めるときもこの前媒染は染めやすくするために大事な作業です

ミョウバンはAlumという名前で売られていて、左のサイズはスパイスのコーナーで見つけました。右はAmazonにて購入

そのほか、蒸し器、鍋、クッキングシートも用意しました
ミョウバン、こちら↓を買ったけど、少ない量で試したいときは上記のようにスーパーのスパイスコーナーで見つけてね!

早速染めてみよう

靴下の上(表も裏も)に花びらを並べます
葉っぱも染まるかな?

並べた花びらたちが動かないように薄い布もしくはクッキングシートでくるくる巻いていきます

麻ひもでしっかり結びました

蒸し器または鍋で50分ほど蒸す
(蒸し器ないときは鍋の中にザルを入れて蒸せるようにしてください)

蒸した後は数時間~1晩しっかり放置

麻ひもを解いたら、鮮やかに染まってました!花びらを外して軽く水洗いしたら干します

陰干ししたら完成です!
もし発色を長持ちさせたいときはすすいだ後にもう一度「薄いミョウバン液(5g/L)に10分ほど浸して軽くすすぐのも効果的です(後媒染)
よく「洗濯できますか?」と聞かれるのですが
今のところ洗濯しても色は落ちてません。
ミョウバンで媒染すると色がちゃんと染まって定着するので、この工程面倒くさがらずきちんとすることが大事ですね。
草木染に向いている花や植物
マリーゴールドのほかにも、季節の植物で楽しむことができるそうです。
- ローズマリーやユーカリの葉:やさしいグリーンやグレー
- コスモス:淡いピンクやオレンジ
- 玉ねぎの皮:黄〜オレンジの定番色
- ブルーベリー:やわらかな紫
- アボカドの種や皮:くすみピンク
- バラ:赤、薄いピンク
- 赤しそ:紫

これは前回、夏の花で楽しんだ草木染(エコプリント)
バラとかアボカド、玉ねぎなどで実験しながら染めました
おわりに
今回染めたマリーゴールドの靴下は、ふんわりとした黄色のグラデーションになりました。 左右で少しずつ違う色合いが出て、それもまた自然の作品のようです。たたき染めとかも楽しいのですが、その話はまた今後にします。
花の命が終わるその前に、もう一度「色」として生まれ変わる草木染。 季節を感じながら、身近な植物で小さな実験を楽しんでみませんか

